眠った方がいいのは分かっている。
次の日のことを考えれば、さっさと寝た方がいい。
それでも、一日ずっと誰かと一緒にいた日は、眠る前にどうしてもひとりの時間がほしくなる。
眠いのに起きていることもある。
休むために、睡眠を削っている。
改めて考えると、かなり矛盾している。
でも、私にとってはわりと昔からそうだった。
寝る前に「私の時間」がほしい
私はもともと夜型で、夜になるとむしろ目が冴えることがある。
特にひとりの時間がほしくなるのは、忙しかった日というより、誰かと長い時間一緒に過ごした日だ。
好きとかそうでないとか、そういうことはあまり関係ない。
たぶん私がほしいのは、単純な休憩ではなくて、誰にも何も求められない時間なんだと思う。
何をするかは、その日の元気次第。
スパイダーソリティアやナンプレをやることもあるし、漫画を読むこともある。
湯船に長々浸かりなおしに行くこともある。
ゲームに手を出すこともあるけれど、ものによっては普通に時間が溶けるので危険だ。
漫画も、うっかりホラーを選ぶと…それも危険だ。
たまに、ドラマやアニメを観ながら平日用の作り置きをすることもある。
ちょっとえらい気持ちになる。
お肉を煮込む日は、鍋にも身体にもワインを注ぐなどする。
別に毎晩、楽しいことをしたいわけではない。
疲れている日は、何かを楽しむ気力すらない。
それでも、しばらくひとりでいたい。
誰かの予定に合わせるでもなく、何時までと決められるでもなく、自分で「もういいかな」と思うまで。
その時間がないまま一日を終えると、寝たとしても、なんとなく休みきれていない感じがする。
夜は、自分で終わりを決められる
夜中でなくとも、休憩はある。
仕事の合間に少し座ったり、ひとりでスマホを見たり、家事の手を止めたり。
でも、それが「このあと予定がある」とか、「○時まで」とか、誰かの都合で区切られていると、私の中ではあまり“休んだ”感じにならない。
たぶん、時間そのものより、その時間を自分で決められるかどうかが大きい。
夜は、その点かなり自由だ。
ゲームをするのも、漫画を読むのも、何もしないのも、自分で決められる。
そして最後に「そろそろ寝るか」と決めるのも自分だ。
誰かに呼ばれるかもしれない、とか、このあと何かしなきゃいけない、とか。
そういうものが一旦なくなる。
少なくとも寝るまでは、「このあと」がない。
たったそれだけなんだけど、それがかなり大きい。
楽しいことをする元気すらない夜もある
ひとり時間が欲しい、と言うと、好きなことを思いきりやりたい人みたいに聞こえる。
もちろん元気な日はそういう夜もある。
ゲームもしたいし、漫画も読みたい。創作もしたい。
でも、疲れている日は、好きなことをする気力すらない。
何かを始めること自体がちょっと面倒で、ソファにひっくり返って、ただぼんやりしていることもある。
それでも、ひとりでいたい。
何もしなくてもいい。
誰にも何も返さなくていい。
その状態になって、やっと少し力が抜ける。
好きなことをすることと、休むことは、たぶん同じではない。
好きなことすらできないくらい疲れている時に、それでもひとりの時間だけは欲しいと思うなら、私にとって必要なのは「楽しい時間」より先に、何も求められない時間なのかもしれない。
睡眠も大事。でも、この時間も必要
もちろん、夜更かしが体にいいとは思わない。
睡眠時間は削らない方がいい。
それは分かっている。
でも、だからといって「早く寝れば解決」という感じでもない。
自分の時間が足りないまま寝ると、ちゃんと横にはなっているのに、気持ちの方は置いてきぼりになる。
だから、つい夜を延ばしてしまう。
矛盾しているし、効率もよくない。
でも、今のところ私には必要な時間でもある。
できれば、夜更かししなくても「もう十分ひとりでいた」と思える方法は探したい。
もう少し早く満足して、もう少し早く眠れたら、その方がたぶん楽だ。
ただ、ひとりでいる心地よさまで手放すつもりは、今のところない。