お茶は、普通に飲んでもおいしい。
でも、器を変えたり、淹れ方を少し変えたり、いつもと違う場所で飲んだりすると、同じお茶でも少し違って感じます。
お茶の楽しみ方は、茶葉を変えることだけではない。
特別な道具や高い茶葉がなくても、器や淹れ方、香り、飲む場所を少し変えるだけで、いつもの一杯はけっこう遊べます。
今回は、そんなお茶の時間の楽しみ方を、普段やっていることからいくつかまとめます。
器を変えるだけでも、少し違う
まず簡単なのが、いつもと違う器を使うこと。
よく使うマグではなく、少し小さめのカップ。棚の奥にある湯呑み。たまにしか使わないお気に入りの器。
味が劇的に変わるわけではないけれど、手に持った感じや口当たり、見た目が変わると、いつものお茶もちょっと違って感じます。
お湯の温度と蒸らし時間で遊ぶ
同じ茶葉でも、お湯の温度や蒸らす時間によって味や香りはかなり変わります。
熱めのお湯でさっと淹れてみる。少し温度を下げてゆっくり待ってみる。いつもより短くしたり、逆に少し長めに蒸らしたり。
正しい淹れ方を毎回きっちり再現しなくても、違いが分かるとちょっと面白い。
「今日は濃かった」「こっちの方が好きだった」「甘い」「渋い」。
そんな小さな実験として楽しむくらいでもいい。
お茶の種類ごとのおいしい淹れ方については、また別の記事でちゃんと調べてみたい。
香りや湯気も、お茶の楽しみのひとつ
お茶を飲む前にも、意外といろいろあります。
お湯を注ぐ音。立ちのぼる湯気。飲んだ時とは少し違う、淹れたての香り。
普段はあまり意識しないけれど、湯気をぼんやり見ていると結構おもしろい動きをしています。細かい水の粒の流れを生み出している因子に想いを馳せるなどしてみます。
毎回じっくり観察する必要はないけれど、なんとなく気になった時に眺めてみると、飲む前の時間までちょっと遊べます。
たまには、お茶だけで過ごしてみる
普段は、お茶を飲みながらスマホを見たり、仕事をしたり、動画を流したりすることもあります。それはそれで普通に楽しい。
でも、たまにお茶だけ飲んでみる。
スマホを置いて、何もつけずに、ただ飲む。すると、香りや味が少しだけはっきりと感じられたりして。
何か特別なことが起きるわけでもない。でも、いつもと違う。
前に書いた「“何もしない”を、あえてする」と少し似ているのかもしれません。
いつもと違う場所で飲んでみる
いつもの机ではなく窓際。ソファではなく床。外に出られる日なら、ベランダや庭。
同じお茶でも、飲む場所が変わると少し印象が変わります。
景色が違う。温度が違う。聞こえる音も違う。
新しい道具を増やさなくても、場所を変えるだけなら簡単です。
ただそれだけなんだけど、その「それだけ」が案外楽しい。
いつもの一杯で、まだ遊べる
お茶の時間を毎回特別なものにしようと思うと、少し大げさです。
急いで飲む日もあるし、マグにティーバッグを入れて終わる日もある。それでいい。
でも、気が向いた日は器を変える。淹れ方を少し変える。香りや湯気を見てみる。お茶だけ飲んでみる。場所を変える。
どれかひとつでも、いつもの一杯は少し変わります。
そして、全くもって身も蓋もない話ですが、「毎回違うお茶にする」という方法もある。
結局、手っ取り早く毎回ワクワクできるのはアソートです。以前ギフトでいただいたこれは、毎日かなり楽しかった。
